雨が降ると気温が下がるのはいいんだが、
湿度が。汗が。皮膚が。

とりあえずフェイスシート買ってきたが、肌が脆弱なのでなるべく使いたくない。

あーもう、こんなじめじめした国に住んでるから日本人は湿っぽいんだ!!(論点ずれてる上に暴言)


というわけで、今日は初のドラマ感想文。

『デクスター シーズン1』(2006年 全12話 主演:マイケル・C・ホール)
デクスター シーズン1
マイアミ警察署に勤める血痕飛散専門の鑑識官、デクスター・モーガン。有能かつ温厚な性格で、周囲の信頼も篤い彼には、誰にも明かせない秘密の顔があった。彼は、自らの抑えきれない殺人衝動を満たすため、夜な夜な凶悪犯を殺して回る、連続殺人鬼だったのだ・・・
前から面白そうだなと思ってたんだが、
最近、レンタルで準新作まで落ちてきたので1巻を借りてみたら見事にハマり、
他に借りてる映画を放っぽり出して全話一気に観てしまった。
海外ドラマの凄さを思い知った。


主人公のデクスターは、自分でも思い出せない幼少時の体験が原因で、
成長するにつれて「生き物を殺したい」という衝動が高まっていく。

そんなデクスターの秘密を知った、警官であった養父のハリーは、
彼の殺人衝動を抑えつけるでもなく、消そうとするのでもなく、
周りの人間に溶け込む術を教える一方で、
「殺されて当然のことをした人間だけは殺していい」という「ハリーの掟」をもうけることで、
一般社会と折り合いをつける方法を身につけさせていく。

この完全にイカれているようでいて、ある意味合理的なハリーの教育のために、
デクスターは単なる殺人鬼やダークヒーローではなく、
「快楽殺人者だが、殺すのは法の裁きを逃れて安穏と暮らす凶悪犯のみ」
という非常に危ういバランスを保ったキャラクターになっている。

なので観ている側(つまり僕)は、デクスターがいつか「ハリーの掟」を破ってしまうのか、
それとも最後まで一線を保ち続けるのか、と毎回ハラハラしながら観ることになる。
つまりデクスターにきっちり感情移入しているわけで、ふと我に返って「いや快楽殺人者に感情移入できるってヤバくね?」と自問自答したり。
とまあ、とにかく引き込まれるお話だった。

毎回、1話完結のお話に加えて、全12話を通して、どこからかデクスターの秘密を嗅ぎつけ、
自分と同じ道に彼を引き摺りこもうとする連続猟奇殺人犯「アイストラック・キラー(冷凍車キラー)」とデクスターとの攻防が少しずつ描かれる。

冷凍車キラーが死体を使って残していった、自分にしかわからないメッセージを読み取り、
喜んだり葛藤したりするデクスターの姿は観ててゾクゾクする。いろんな意味で。

その一方で、殺人衝動以外の感情が希薄なため、恋人との関係に四苦八苦したり、
警官である義理の妹のために(レクター博士みたいな悪意はまったくなしに)知恵を貸してあげたりと、人間くさい部分もちゃんとあり、
「なんだデクスターいい奴じゃん。いやでも殺人鬼だし。ああでも殺すのは悪人だけで・・・」
と観てるこっちはよけい複雑な気分になる。

想像以上にグロい描写が多くて「うへえ」と思うところもあったが、
全体的には、サスペンスとしても、ブラック・コメディとしても、よくできてるドラマだと思った。


・・・アマゾンで調べてみたら、シーズン2までDVDBOXで出てるのか・・・お金ができたら(ぼそっ)・・・

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 ダメージ シーズン1 (2009-07-20 23:43)
Posted by t-sa at 11:06│Comments(2)ドラマ
この記事へのコメント
> お金ができたら(ぼそっ)・・・
けいかくせい の なさ が ろていした!
Posted by s_wase at 2009年07月09日 15:09
ひととして の レベルは もうこれいじょう さがらない!
Posted by t-sat-sa at 2009年07月09日 20:04
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