Still Awake

先日、歯を磨いていたら、「カラーン」という音とともに口の中から何やら黒っぽいカケラが。
　
あー、こりゃどっかの詰め物が外れたのかなー、と思って歯医者に行ってみたら、
歯石が取れただけでした。

ついでに「今のところ虫歯はありません」というお墨付きも頂けたし、何にも悪いことはなかったんだけど。

なんか損した気分になるのは、僕が庶民だからか。


というわけで今日も読書感想文。

『限りなき夏』（2008年　著者：クリストファー・プリースト　訳：古沢嘉通　国書刊行会）

クリストファー・ノーラン監督の映画『プレステージ』の原作者である、
クリストファー・プリーストの、日本オリジナル短篇集。

プリーストの作品は『魔法』『奇術師』『双生児』の3つの長編を読んだことがあったんだが、
どれも最後の最後でよくわかんない所に放り出される感じで、「面白い、面白いけど・・・」という感想だった（最初っから意味がわかんないわけではなく、終盤まで娯楽小説っぽく引っ張っていかれてただけに特にそういう印象があった）。

それに比べると、この短篇集の話はどれもそれなりに（わかりやすい）オチがついてて、素直に楽しめた。

個人的に好きなのは、
『限りなき夏』『リアルタイム・ワールド』『奇跡の石塚（ケルン）』『ディスチャージ』あたり。

特に『奇跡の石塚』が凄かった。もう1回じっくり最初から読み直したい。
他にも積読本いっぱいあるけど・・・