面倒くさいこと継続中。

あー面倒くせー。


というわけで今日は読書感想文。

『ハンニバル・ライジング』(2007年 著者:トマス・ハリス 訳:高見浩 新潮社)
ハンニバル・ライジングハンニバル・ライジング
「怪物」レクター博士の若き日を描くレクターシリーズの前日譚。

これは・・・なんだろう・・・バイオレンスアクション? ダークヒーローもの?

面白いことは面白かったんだが、前作までとあまりに雰囲気が違うのでちょっと戸惑った。

ストーリーはよりシンプルで、青年ハンニバル・レクターが「怪物」になっていく様が真正面から描かれている。

で、そのレクター青年に大きな影響を与えたのが、短歌や生け花、あるいは宮本武蔵の水墨画などなどの日本文化、という設定。

恥ずかしながら自国の文化に全然詳しくないので、
どの程度正確に描写されているのかはわかんなかったんだが、
とりあえずハリウッド映画にあるような「いやいやいやいや」みたいな感じはまったくなかった。

あ、でも、いくら脇差とはいえ、10歳そこそこの子供が日本刀で大人の腹をかっさばくのはさすがに無理があるとは思った。

著者が考えていたもともとのタイトルは『レクター変奏曲』だったそうで、
前作までをオリジナルとして、別の音楽様式でアレンジを加えた作品、と考えれば、確かにしっくりくるかも。

何はともあれ、これでレクターシリーズは全制覇。これで今日から僕もトマス・ハリスファンを名乗れる!

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Posted by t-sa at 20:23│Comments(0)読書
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