2009年08月02日
Smells like our spirits
現在、トマス・ハリスのレクターシリーズを読んでいるのだが。
人の心を読む天才であるレクター博士が、異様に嗅覚の鋭い人物として描写されているのを読んで、
ジーン・ウルフの『アメリカの七夜』に
「人間のもっとも原始的なコミュニケーション手段は『匂い』である」
というような記述があったのを思い出した。
人の心を読む天才であるレクター博士が、異様に嗅覚の鋭い人物として描写されているのを読んで、
ジーン・ウルフの『アメリカの七夜』に
「人間のもっとも原始的なコミュニケーション手段は『匂い』である」
というような記述があったのを思い出した。
その時は「ああ、確かにそうかもなあ」程度で読み流したんだが、
はてブの注目エントリに上がってたこの記事によると、
実際に人間は「自分と大きく異なる遺伝子を持つ(遺伝子疾患を持たない健康な子供が生まれやすい)相手の匂いほど好ましく感じる」という傾向があるらしい。
つまり匂いをもとに本能的な「生殖」に関するコミュニケーションを行っていることが科学的に証明されたわけで、
改めてトマス・ハリスとジーン・ウルフの着眼点の鋭さに舌を巻いた次第。
で。
「日本人は綺麗好きすぎる」「日本人は匂いに過敏すぎる」というような話をたまに耳にするが。
上の「匂いは原始的(本能的)なコミュニケーション手段である」という考え方からすると、
これは「現代の日本人が、他人とのコミュニケーションにやたら気を使う人種である」ということを示してるのかなあ、と思った。
まあ、この辺つっこんでいくと社会学とか心理学の研究テーマになりそうなんで、
これ以上素人考えを書くのはやめとくが、
どうにもストレス溜まりそうだなあ、というのは確かなわけで。
あー、社会に出たくねえー(本音)。
はてブの注目エントリに上がってたこの記事によると、
実際に人間は「自分と大きく異なる遺伝子を持つ(遺伝子疾患を持たない健康な子供が生まれやすい)相手の匂いほど好ましく感じる」という傾向があるらしい。
つまり匂いをもとに本能的な「生殖」に関するコミュニケーションを行っていることが科学的に証明されたわけで、
改めてトマス・ハリスとジーン・ウルフの着眼点の鋭さに舌を巻いた次第。
で。
「日本人は綺麗好きすぎる」「日本人は匂いに過敏すぎる」というような話をたまに耳にするが。
上の「匂いは原始的(本能的)なコミュニケーション手段である」という考え方からすると、
これは「現代の日本人が、他人とのコミュニケーションにやたら気を使う人種である」ということを示してるのかなあ、と思った。
まあ、この辺つっこんでいくと社会学とか心理学の研究テーマになりそうなんで、
これ以上素人考えを書くのはやめとくが、
どうにもストレス溜まりそうだなあ、というのは確かなわけで。
あー、社会に出たくねえー(本音)。
Posted by t-sa at 08:02│Comments(0)│雑記
コメントフォーム