2009年07月28日
ブリッジ
今日は朝から友人たちが進めている企画のビラを切ったり事務に持ってったり。
手分けしてビラを事務に持ってくことになったんだが、
医専の事務が棟の改装工事中で移転してて、不慣れな医専の敷地内をさまようことに。
しかも随所の扉が、いったん建物を出てしまうとICカードを持ってない限り施錠されて入れないというゼルダ仕様。
やっと事務を見つけたときには、頭の中にゼルダの謎解き音が流れました。
というわけで今日の映画感想文。
『ブリッジ』(2007年 監督:エリック・スティール)
毎日多くの観光客が訪れる観光名所にして、世界最多とも言われる自殺の名所でもある、アメリカ、サンフランシスコのゴールデン・ゲート・ブリッジ。2004年から2005年にかけての1年間、この橋を撮り続け、そこで身を投げていった人たちの姿と、その遺族や友人たちへのインタビューを収めたドキュメンタリー。
手分けしてビラを事務に持ってくことになったんだが、
医専の事務が棟の改装工事中で移転してて、不慣れな医専の敷地内をさまようことに。
しかも随所の扉が、いったん建物を出てしまうとICカードを持ってない限り施錠されて入れないというゼルダ仕様。
やっと事務を見つけたときには、頭の中にゼルダの謎解き音が流れました。
というわけで今日の映画感想文。
『ブリッジ』(2007年 監督:エリック・スティール)
毎日多くの観光客が訪れる観光名所にして、世界最多とも言われる自殺の名所でもある、アメリカ、サンフランシスコのゴールデン・ゲート・ブリッジ。2004年から2005年にかけての1年間、この橋を撮り続け、そこで身を投げていった人たちの姿と、その遺族や友人たちへのインタビューを収めたドキュメンタリー。
えー、先に書いとくと、今日の文章は重いです。
お疲れ気味の方は読まないほうが良いかと。
橋全体を映した遠景と、その橋から身を投げる人、という衝撃的な映像で幕を開けるドキュメンタリー映画。
何度も書きますが、ドキュメンタリーです。ノンフィクションです。
作中で身投げしてる映像はCGでもスタントでもありません。本当に投身自殺を図っています。そして実際に亡くなっています。
映画を観てこんなに衝撃を受けたのは、生まれて初めてかもしれない。
観終わった直後はそうでもなかったんだが、
ついさっき観た映像と、遺された人々のインタビューを反芻しているうちにじわじわショックがやってきて、
映画を観ていたのと同じ時間かそれ以上、部屋の中で身動きもできずに茫然としていた。
映像そのものは、比較的遠くから映したものばかりで、それほど無残ではない。
悲鳴もなければ、惨たらしい死体の映像も、死体の状況の説明すらない。
橋の上を歩いていた人が、逡巡するような様子を見せてから、よたよたと欄干を乗り越え、足を踏み出して、数秒後に水しぶきが上がる。それだけ。
それだけで、一人の人の命が終わる。
この映画には、「答え」も「正しさ」も「救い」も無い。
あるのは、この世に実在した人物が橋から身を投げて死んだという「事実」と、
その証拠である「映像」と、
そうやって肉親を、あるいは友人を喪った人たちの「言葉」と、
その「言葉」に込められた(あるいは込められなかった)「想い」だけ。
「ゴールデン・ゲート・ブリッジに限らず、数多くの自殺者がいるという事実に目を向けてほしい」という監督の意志がしっかりと伝わってくる映画だった。
僕はフィクションでなら(作る側に覚悟さえあれば)だいたい何やってもいいと思っている人間なので、
自殺をネタにギャグを作ろうがサスペンスを作ろうが、全然構わないと思う。
でも、もしこの映画を観る機会があったら、
そのときだけは目を閉じず、茶化さず、
真摯に観てほしい、と思う。
・・・なんかもうこれ以上書いても意味不明な文章になるだけのような気がするので、この辺で。
時間を置いて、いつかもう一度観てみよう。
お疲れ気味の方は読まないほうが良いかと。
橋全体を映した遠景と、その橋から身を投げる人、という衝撃的な映像で幕を開けるドキュメンタリー映画。
何度も書きますが、ドキュメンタリーです。ノンフィクションです。
作中で身投げしてる映像はCGでもスタントでもありません。本当に投身自殺を図っています。そして実際に亡くなっています。
映画を観てこんなに衝撃を受けたのは、生まれて初めてかもしれない。
観終わった直後はそうでもなかったんだが、
ついさっき観た映像と、遺された人々のインタビューを反芻しているうちにじわじわショックがやってきて、
映画を観ていたのと同じ時間かそれ以上、部屋の中で身動きもできずに茫然としていた。
映像そのものは、比較的遠くから映したものばかりで、それほど無残ではない。
悲鳴もなければ、惨たらしい死体の映像も、死体の状況の説明すらない。
橋の上を歩いていた人が、逡巡するような様子を見せてから、よたよたと欄干を乗り越え、足を踏み出して、数秒後に水しぶきが上がる。それだけ。
それだけで、一人の人の命が終わる。
この映画には、「答え」も「正しさ」も「救い」も無い。
あるのは、この世に実在した人物が橋から身を投げて死んだという「事実」と、
その証拠である「映像」と、
そうやって肉親を、あるいは友人を喪った人たちの「言葉」と、
その「言葉」に込められた(あるいは込められなかった)「想い」だけ。
「ゴールデン・ゲート・ブリッジに限らず、数多くの自殺者がいるという事実に目を向けてほしい」という監督の意志がしっかりと伝わってくる映画だった。
僕はフィクションでなら(作る側に覚悟さえあれば)だいたい何やってもいいと思っている人間なので、
自殺をネタにギャグを作ろうがサスペンスを作ろうが、全然構わないと思う。
でも、もしこの映画を観る機会があったら、
そのときだけは目を閉じず、茶化さず、
真摯に観てほしい、と思う。
・・・なんかもうこれ以上書いても意味不明な文章になるだけのような気がするので、この辺で。
時間を置いて、いつかもう一度観てみよう。
Posted by t-sa at 01:38│Comments(1)│映画
この記事へのコメント
ありがとー。
ほんとに助かったわ。
ほんとに助かったわ。
Posted by ec at 2009年08月01日 12:35
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