2009年07月09日

イースタン・プロミス

ジョギングしてたっぷり汗をかいて、
さあガツンと熱いシャワーを浴びてさっぱりしようと思ったら、
貯水槽が故障して水が止まってた。

復旧したのは2時間後。もちろん汗はとっくの昔に引いた後。

僕の至福の時間を返せこのやろう。


というわけで今日の映画感想文。

『イースタン・プロミス』(2007年 監督:デヴィッド・クローネンバーグ 主演:ヴィゴ・モーテンセン、ナオミ・ワッツ)
イースタン・プロミス
ロンドンで働く助産師の女性・アンナ。ある日、彼女が働く病院に胎盤剥離を起こしたロシア人の少女が運び込まれ、女の子を出産した後、亡くなった。自身の子供を流産した経験を持つアンナは、赤ん坊の親族を捜すため、ロシア語で書かれた少女の日記をこっそりと持ち出す。日記にはさまっていたカードを頼りに、あるロシア料理店に出向いたアンナは、そこでその店の店主と、店主の息子のキリル、そしてキリルの運転手を務める男性・ニコライと出会う。「日記を翻訳してあげるから持ってきなさい」という店主の言葉に不穏な空気を感じ取り、ロシア人である伯父を説得して独自に翻訳を始めたアンナは、死んだ少女がロシアン・マフィア「法の泥棒」の元で売春をやらされており、料理店の店主たちこそが、その一員であることを知る・・・
『イグジステンズ』のデヴィッド・クローネンバーグ監督による、マフィア映画。ではあるけれど、
ドンパチはあまりなく、陰鬱で静謐なロンドンの空気の中、
そこに巣食うおそロシアな人々の姿を人間ドラマを通して描いた映画。

表向きは温厚な料理店の店主を装う、冷酷な「法の泥棒」のボス。
ボスの息子だが、酒浸りでダメ男のキリル。
この2人の下で、正式なファミリーの一員となるため、感情を押し殺して汚れ仕事をこなすニコライ。

このニコライとアンナが主人公となって、物語は進んでいく。

ニコライ役のヴィゴ・モーテンセンが非常に怖カッコいい。あんなんに街中で会ったら絶対に目を合わせられないと思う。

意外と上映時間は短くて、あっけなさすぎるほどストンと幕切れになる。
正直「え? これで終わり?」とも思ったが、
変に間延びした展開になるよりかは遥かに好ましいし、映画の雰囲気にはよく合っていた。

ロンドンの犯罪事情を知ってれば、どれくらいリアリティがあるのかがわかってもっと楽しめたかもしれないが、
知らなくても十分面白い映画だった。

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Posted by t-sa at 22:40│Comments(0)映画
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